37歳男、ヨガ資格「RYT200」取得中

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37歳男、ヨガ資格「RYT200」取得中

朝起きてすぐに朝食を摂ることは最近は滅多にないのだが、今日はバナナとヨーグルトとプロテインを飲んだ。というのも午後から健康診断を控えているから。6時間前には食事を済ませておかなければならないらしい。そしてバリウム飲むなら固形物はダメらしい。健康診断が何かの契機になっているわけではないのだけど、事あるごとに毎回何かしら書いている気がする。先に朝食を摂ったせいでヨガの練習まで少し時間ができたので、久々に近況報告でもと思い、エディタに向かっている。

SNSで繋がっている方や親しい友人は既にご存知だと思うが、最近はヨガ漬けの日々である。もう本当にヨガしかやっていないというくらいに、ヨガに生きていて、常丸アイツとうとうおかしくなった、と思われているに違いない。

というのも今「RYT200」というヨガインストラクター資格を取得中なのだ。なにそれ、って感じだけど、アメリカに全米ヨガアライアンスという協会があって、世界80カ国以上で認知されている世界的なヨガ組織で、RYTはResisterd Yoga Teacherの略字である。RYT200はこの協会が認定したスクール(RYS)で、カリキュラムに基づくトレーニングを200時間受講した上で、協会に申請することで得られるヨガ資格なのだ。

そういうわけで、朝は準備を含めて2時間ほどヨガを練習して、仕事をして、夜もクラスがある日によっては2時間ほどヨガを学ぶというのが最近のライフスタイル。一日に4時間もヨガに捧げるなんて、自分でも全く思ってもいなかったです。

なぜ僕がヨガインストラクター資格を取っているのか。フォトグラファー辞めてヨガの先生になるの?という疑問が出てくるので、経緯を説明しておく。

資格に関しては割りと懐疑的なほうで、経歴書やCVには普通自動車免許くらいしか書けない何の取り柄もない人間だ。(最近はなぜか防火防災管理者資格が加わっているが)特に国内の民間資格に関しては資格ビジネス的な要素が強くて、ヨガやその他のフィットネス、そして僕が受けているRYTも、スクールによってはなかなかいい加減なところもあり、資格ビジネスとして運用されているのが実状だと思う。だからこれまでも色んな資格を少し勉強しては、受験はせずに終わってきた。最近だと、ヨガに関連して瞑想インストラクターとマインドフルネスセラピストの勉強をしたが試験は受けずじまいである。

そしてヨガインストラクターを目指してもいない。そんな人がなぜRYT200取得のために日々の時間をヨガに費やしているのか?これはうまく言えないけど、好きだから。としか言いようがない。ヨガは完全に趣味というか、既にライフスタイルとして生活に組み込まれていて、食事や睡眠と同じように生活の一部となっている。それで、その趣味をもっと突き詰めて、ヨガを体系的に学びたいというのがRYT200を取得するモチベーションになっている。昔から何かにハマると極めるまでやるタイプだ。

自分にとってRYTの取得は終わりではなく、今後のヨガライフの始まりにすぎない。後々調べてみたらそのようなヨギは多いらしい。つまり、初学者として最初にRYT200をとりあえず取って、そこからヨガの道に入っていくパターン。もちろん逆もあって、ヨガアライアンスに登録していなかった10年以上の熟練者がようやくRYTになるという場合もあるみたいだけれど。

ヨガの本格的なスタートは今年になったが、これまでには紆余曲折あって、実はこれまで8年間独学でヨガを行ってきた。5年くらいだろうと思って先日ツイートいやXしたのだけど、アマゾンでヨガマットを最初に買った履歴を辿ってみたら2014年の終わりだった。二重の意味でびっくりだ。8年もやっていたことに、そして何一つ成長していないことに。

始めたきっかけは好きなクリエイター、特にフォトグラファーたちがヨガをしていたことと、身近な先輩に勧められたこと。業界の先輩であり恩人であるYさんは当時ヨガについて色々教えてくれて、今回RYTを受講する時もアドバイスに乗ってくれた僕のグルのような人。その人がいなければ僕はここまでヨガにハマることは無かっただろうし、アシュタンガヨガを選ぶことも無かったかもしれない。前々からずっとトキマルはアシュタンガ向いてると思う、とどういう根拠かわからないけどずっと言われていて、言われるがままに僕はアシュタンガの道に入り、今ドはまりして人生が充実しているという始末。本当に感謝している。

ヨガを初めてからの8年は、独学でひとり、太陽礼拝Aだけをひたすら毎朝行う日々だった。これを先日クラスで一緒になった人に話すと修行僧みたいですね、と驚かれた。綿本彰さんの本と、You Tubeの動画だけで、太陽礼拝だけをやって、それ以外のポーズを全く行わなかった。今考えると、これは自分でも不思議だ。たぶん体が硬すぎて、太陽礼拝だけで十分な負荷になっていたからかもしれない。太陽礼拝を1セット行った後に、座って瞑想をする、というのがここ8年間の朝のルーティンだった。この間、どこかのタイミングで、きちんと先生に付いてヨガを学びたいと思っていた。指導してもらうと上達も速いのは間違いない。

しかしそのタイミングは来なかった。来なくて自分の中のヨガが終わり始めた。終わり始めると、人生が後退しているように感じられ、うまくいっていたことがうまくいかなくなるような気がした。

4月半ばのある晴れた日に、ふとヨガをやりたい気持ちが襲ってきた。やるならアシュタンガヨガであることは既に見えていた。そして今、アシュタンガヨガの第一人者であるケン・ハラクマ先生の元でRYT取得に向けて学んでいる。アサナの実践だけでなく、ヨガ哲学、解剖学、プラナヤマ、瞑想、アジャストメント講義など、毎日色々と楽しいままに三ヶ月が過ぎた。世間的に表面的に見えているポーズ=アサナはヨガの一部に過ぎず、ヨガの深さと美しさを改めて実感している。

受講時間は三ヶ月で147時間に達した。毎日やっていてもなかなか進まないが、今はそれが終わりそうなのが惜しい気持ちになっている。先日スタジオで「ヨガが何かの役に立っていますか」と先生に問われ、はい役に立っています。あらゆることが上手くいって、体も頭も人間関係も柔らかくなり、体調も良くなるし、人生が好転する一方でヨガ、ヤバいです。と答えたかったけど恥ずかしさもありながら「肩こり治りました」とだけ答えた。

こう書きながら、まだRYT200の資格は取れていないので、続きは取ってからまた書こうと思う。このペースでいくとおそらくあと二ヶ月くらいかかる。それまで楽しみながら練習に励もう。9月ごろにまた報告します。