呼吸の重要性

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呼吸の重要性

明け方に夢を見た。そこには、これまでの人生でお世話になったキーパーソンたちが現れ、皆で楽しく食事をしていた。目が覚めると、まだ5時だった。部屋は暑く、外はもう明るかった。一人でベッドに横たわり、あと1時間ほど眠ろうと試みたが、結局は寝床から抜け出した。マイクの前に座り、呼吸の重要性について語り始めた。

呼吸というのは、自律神経系に属しながらも、意識的にコントロールが可能な機能だ。普段は無意識に行っているが、深呼吸しようと思えばできるし、止めようと思えば止めることもできる。このようにして、呼吸を意図的に制御することで、体と脳に刺激を与える。それをここでは瞑想、あるいはプラーナヤーマと呼ぶことにしよう。

無意識に行われる呼吸だからこそ、意識的に操作しようという発想はなかなか浮かばない。しかし、ヨガや瞑想をしていると、その呼吸が主役になる時がある。呼吸は一種の技術だ。まず鼻呼吸を身につけることから始める。ヨガや瞑想の時はもちろん、心拍数が上がるスポーツをしている時、歩行中、登山中、食事中、映画館で映画を見ている時、そして寝ている時。口は必ず閉じておく。水泳はさすがに例外かもしれないが。

それができたら、次は呼吸瞑想を実践する。リラックスした姿勢で静かな場所に座る。あぐらをかいてもいいし、椅子に座ってもいい。ベッドの端に腰掛けても構わない。鼻から息を吸い、鼻から息を吐く。吸う息よりも吐く息を長く細く行うと、心が落ち着く。逆に、吸う息を強調すると、意識が覚醒の方向へ向かう。好きなだけやっていいが、5分でも効果がある。頭がスッキリするのがわかるだろう。

日常生活の中で、仕事をしている時や何かに集中している時は、呼吸に対する意識が薄れ、浅くなっていることが多い。疲れを感じたら、2、3回深呼吸をしてみる。それだけで気分が良くなることもある。

24時間、365日、これからも呼吸は常にあなたと共にある。だから、呼吸と親密になることは、今後の人生を大いに有意義にしてくれるはずだ。