JetpackのInstagram連携失敗からコンテンツのディストリビューションについて

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JetpackのInstagram連携失敗からコンテンツのディストリビューションについて

ワードプレスプラグインでJetpackがInstagramの連携を開始したというので、試してみようとしたが、Instagramビジネスアカウントとフェイスブックページへの連携が必要と発覚して断念した。

Jetpack の設定画面

というのも、フェイスブックを今年の初めに辞めている。

理由としては様々あるが、プライバシーとUIの問題が大きい。フェイスブックは広告の量が多すぎるし、質も悪すぎる。また、運用するSNSアカウントが多くなったため、結局他のSNSや自己の更新情報を投稿するハブ的な使い方しかできていないということもあった。

随分前にiOSアプリの使用を辞め、その後ブラウザでビジネスページのみ運用していたのだが、先に述べたことに嫌気がさして、さっとアカウントを削除した。フェイスブックを辞めて全く何も問題なかった。収益にも影響が出ていないし、友人たちとの連絡も他のツールで問題なく取れる。辞めた後では、一体なぜ僕がこれまでフェイスブックをやっていたのか思い出せなかった。

一つ後悔しているのは、バリとオーストラリアの友人数名と連絡が取れなくなったこと。海外の友人の多くはInstagramをやっているので、そこでゆるく繋がっている。数名だけ、連絡したくてもできない状況になってしまった。もしこれを見ていたら、メールでもなんでも良いのでメッセージしてほしいです。

今ではフェイスブックで行っていたことはTwitterのタイムラインに置き換わっている感じ。Twitterはどちらかと言えば生成と生活のツールなのだが、フェイスブックで行っていたような他のメディアのハブ的な機能と、告知の機能も兼ねていた。しかしTwitterも色々と変化していてどうなるかわからない。Threadsももう終わっているようだし、最後に残るのはこのオフィシャルサイトだけではないかと思って、今ここに文章を綴っている。

フェイスブック連携せずにInstagramでビジネスアカウントを運用する

さて、JetpackのInstagram連携トライの中で気づいたことを。

Instagramがメタに買収されてからは、フェイスブックのビジネスページとInstagramのビジネスページが自動的に連携されるようになっていた。確か、フェイスブックでビジネスページを作っていないと、Instagramで同様の機能が使えなかったはずだ。

フェイスブックを辞めてからは、Instagramのビジネスツールをそんなに触っていなくて、今回の連携を試す際にそういえばどうなっているのだろうと確認してみた。

結論言えば、フェイスブックのビジネスページを連携させずとも、Instagram単体でビジネスアカウントを利用できる。

つまり、フェイスブックのアカウントを持っていなくても、Instagramをビジネスアカウントで利用できるということだ。これはおそらく、実際に企業や団体がInstagram運用を行う際に、フェイスブックアカウントを持つ時に二重稟議を行う必要が出てきて、時間やコストのハードルが上がるためだ。

ビジネスアカウントの確認と切り替え方法は次の通り。2023年7月現在。

ビジネスアカウントの確認と切り替え方法

右上のメニューから、セッティングとプライバシーを選択
ビジネスツールとコントロールを選択
アカウントタイプ切り替え

この流れでアカウントタイプ切り替えを選ぶと

・パーソナルアカウントへ切り替え
・クリエイターアカウントへ切り替え
・ビジネスアカウントへ切り替え

この中でいずれか2つが出てくるはずだ。

現在の自分のアカウントタイプは出てきた表示以外のものとなる。

例えば、パーソナルアカウントへ切り替えと、クリエイターアカウントへ切り替え、の2つが現れるなら、あなたは現在「ビジネスアカウント」ということになる。

うん、相変わらずというか、色々ややこしい。メタが買収してから一層設定の階層も深まり、ややこしいことになった。Instagramだけの時はもっとシンプルだったはずだ。Threadsもしかり、昨今のインターネット状況はバブルを超え、ピークを過ぎ成熟段階に入っていて、ややこしいことが増える一方だ。ツイッターのAPI制限もしかり、欧州のプライバシー問題もしかり、自由だったものにどんどん規制が入り、プラットフォーム側のコントロールが強まっている。

今後ウェブ上で活動する人やクリエイターにとって必要になるのは、制作したコンテンツをそれぞれのSNSに効率的にうまく展開するようなツールかもしれない。そのひとつがJetpackだったわけだが、僕のパターンでは使えないことが判明した。

ゆくゆくはメインプラットフォームで作成したコンテンツを、自動的にサブプラットフォームに展開してくれるようになるかもしれない。それにはAIのテクノロジーが乗る。例えば僕の場合だと、You Tubeで映像作ってアップするだけで、自動文字起こしと校正して、オフィシャルのブログとnoteへ展開、4K映像からの写真自動切り出しでInstagramへ展開、60秒のショート動画を自動コンバートしてTikTokへ、そして更新情報がそのままTwitterへ投稿されるような。

今でも近い方法をとってはいるが、まだまだマニュアルな部分が多く効率が悪い。ディストリビューションの手法を考えること、またそのソリューションを提供するツールは、より質の高いコンテンツ制作に集中できることを意味し、多くのコンテンツクリエイターにとって必須のものになるはずだ。

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