手放しやすい9つのもの

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手放しやすい9つのもの

新しい年が始まり、「今年こそミニマリズムを取り入れたい」と考えている人は少なくないだろう。しかし、いざ片付けようと思っても、「何から手をつければいいのか分からない」「結局捨てられない」と悩んでしまうものだ。そんな人に向けて、まず手放しやすい9つのアイテムを紹介する。これが、ミニマリズムの第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いだ。

使われていない家具

部屋の隅や押し入れの奥に、長らく使っていない折りたたみ椅子や古いキャビネットが眠っていないだろうか。生活空間を広く使うためには、まず「そこにあることを忘れていた家具」から見直すのがいい。目に入る場所にあるものは、本当に必要なのかを自問し、不要であれば手放してみるといいだろう。

使い古したタオルや寝具

日常的に使うタオルや寝具は、気づかないうちにくたびれていることが多い。例えば、フェイスタオルを5枚持っているなら、一番古く、色褪せて傷んでいるものを手放してみるといい。新しいものと入れ替えるのではなく、今あるものを厳選するだけで、暮らしの質が向上するはずだ。

古い技術と時代遅れのメディア

スマートフォンを買い替えたあと、前の機種を予備として保管するのは理解できる。しかし、歴代の携帯電話をすべて取っておき、「まるで個人博物館のようになっている」という人はいないだろうか。ガラケー時代からの端末を見直し、本当に必要かどうか考えてみてほしい。

また、SpotifyやApple Musicを利用しているにもかかわらず、棚いっぱいにCDが詰め込まれているなら、それらをデジタル化してみるのも一つの手だ。私自身もかつては大量のCDを持っていたが、デジタル移行後はスペースがすっきりし、聴く音楽も管理しやすくなった。

壊れたアイテム

捨てやすいようで、意外と手放せないのが壊れたものだ。例えば、使えなくなった充電器や、故障したまま放置している古いスマートフォン。これらは気づかないうちに積み重なり、スペースを圧迫していることが多い。修理する予定がないものは、潔く処分しよう。

余分なキッチン用品

キッチンには、重複している道具が多い。例えば、はさみや計量カップ、カッター、ノコギリなど、同じ用途のものが複数ある場合、本当に必要な数を見直してみるといい。ひとつで多用途に使える道具を選び、厳選されたアイテムだけを残せば、料理の際の動作もスムーズになる。

着ていない服

一年間、一度も袖を通していない服があれば、それは不要なものかもしれない。季節をまたいでも手に取らなかった服は、もう自分のスタイルには合わなくなっている可能性が高い。次のファッショントレンドが来るのは10年後かもしれないが、それまで保管する価値があるかどうかを考えよう。

紙の書類

紙の書類も、知らず知らずのうちに溜まってしまう。古い領収書やマニュアル、プリントアウトした書類など、今はスキャンしてデジタル保存することが可能だ。Google DriveやEvernoteなどのアプリを活用すれば、必要なときにすぐにアクセスでき、物理的なスペースを節約できる。今後の紙の蓄積を防ぐためにも、公共料金や銀行の明細書をペーパーレスに切り替えるのも有効な方法だ。

取扱説明書

電子レンジを購入して以来、一度でも取扱説明書を開いたことがあるだろうか。実はほとんどの製品のマニュアルは、インターネットで簡単にPDFをダウンロードできる。紙のマニュアルをすべて取っておく必要はないので、不要なものは思い切って処分しよう。

役に立たず、気分を下げるもの

新年の抱負を掲げたものの、結局続かなかったダンベルや、埃をかぶったままのエクササイズマットはないだろうか。また、一時の流行で購入したスムージーメーカーや、使わなくなったキッチン家電も、場所を取るだけの存在になっているかもしれない。これらは、見るたびに罪悪感を感じさせることもある。自分を責める必要はない。「合わなかった」と認め、次に活かすことが大切だ。


ミニマリズムを実践しようとすると、どこから手をつけていいのかわからず戸惑うことがある。しかし、まずは「手放しやすいもの」から始めてみよう。スペースができると、気持ちまで軽くなることに気づくはずだ。そして、少しずつ自分にとって本当に必要なものだけを選び取ることで、シンプルで心地よい生活へと近づいていけるだろう。

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