生月島の南北を繋ぐ

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生月島の南北を繋ぐ

長崎県平戸にある生月島を南北に歩いて繋ぐ旅がしたいと思った。調べてみると九州自然歩道の一部になっているトレイルがある。サンセットロード付近の断崖から、最北端の灯台まで、6.5kmほどの道。海と山を縫いながらのデイハイクに良さそうだ。

そのような道があるのも知らなかったし、おそらくこのまだ暑い季節は草が多い茂っていて無理だろうなと直感的に思った。それでも9月の中頃になるとなんだかそわそわして、気づけば飛行機に乗っていた。道の状況を確かめてみたかった。

福岡で一泊してから、JR九州の特急みどりで2時間ほどで佐世保に到着する。そこからレンタカーでさらに1.5時間ほど走らせると平戸に到着する。東京からダイレクトに行くにはトータル8時間ほどかかるため、どこかで泊まったほうがいい。

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スリーピングとフードシステムは持たずに、ミニマリストパッドだけを縛っていった。

生月島にはホテルが無いので、平戸に滞在するしかない。ミニマルで良さげなホテルが新たにできていた。https://kikka-hirado.com/

島の南部地域にあるカトリック山田教会。ここを起点にする。生月は捕鯨で栄え、隠れキリシタンの島でもあり、島内には教会やその歴史に関連する遺跡や記念碑が点在している。山田教会もそのうちの一つだ。

今回のルートは、教会から牧草地である山頭草原、番岳というピークを2つ入れて、塩俵の断崖、そこから生月自然歩道に入り、大バエ灯台を目指す。必然的に車道や農道を通るルートになる。

ハイク当日。風が強すぎる。

気温は25℃、風速13m/sだった。ちょっとした台風みたいで、カメラをセットした三脚ごと飛ばされそうになる。なんとか映像を撮りながら進む。

塩俵の断崖に到着して、自然歩道に入ろうとした時、トレイルは草木に覆われて跡形もなくなっていた。予想通り、整備がされているはずもなく、断崖から灯台までの自然歩道ルートは断念。仕方なく車道を歩いた。

風はずっと強かったが、太陽が出たり曇ったり、西の島の過酷さを感じながら、その雄大な地形に見とれていた。何も遮るものが無い水平線。荒々しく立つ白波に、過去の祈りと、この島を歩いたり船で渡ったりした人々の記憶の残滓のようなものをただ感じていた。

旅の映像はこちら。

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