会う人、会う人に「何の写真を撮っているんですか」と聞かれる。
最近は、毎回それに答えるのがめんどうになってきて「イマムラを撮っています」と答える。
彼を知る人ならば「それじゃあ食えないでしょ」と言い
彼を知らぬ人ならば「イマムラって何ですか?」と言う。
「イマムラは東京に生息する生き物で、一見ラクダのようだけど、夜になると角が生え…」
なんて風になおさら話しがややこしくなったり。
しかし嘘じゃない。僕はイマムラを撮っている。
2011年1月から12ヶ月にわたり、イマムラを撮影してきた。
彼は確かに変わったように見えるし、全く変わっていないようにも見える。
それとも変わったのは僕か、あるいはこの世界なのかもしれない。
くだらない撮影に付き合ってくれて、ありがとう。今村。
– Imamura 2011.