最近、佐々木典士(ささきふみお)さんの著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を読み直した。彼の言葉には、ミニマリズムを実践していく過程で、いかに自分の価値観が変わり、人生がシンプルに豊かになるかが詰まっている。
佐々木典士さんは、かつて他人と比較することが多く、特に高収入の友人の生活を羨ましく思った時期があったと書いている。彼らの華やかな暮らしを目にし、自分に欠けているものが多いと感じたこともあった。しかし、そうした比較に意味があるのかと疑問を抱き、ミニマリズムを実践することで価値観が大きく変わったと述べている。
ミニマリズムは、単なる「物を減らすライフスタイル」ではない。持ち物を見直すことで、自分の価値観や人生の優先順位がクリアになる。特に、以下の16の効能は、私自身が実感していることでもある。
1. あらゆるメディアの広告に惑わされる時間が減る
広告に煽られて無駄な買い物をすることがなくなる。特に、SNSやYouTubeの影響で「これが流行っている」「これを持っていないとダメ」と思わされることが多いが、ミニマリズムを実践すると、そういった情報に振り回される時間が激減する。